続く血便
夫くんに相談
いつからか、トイレで用を足すたびに血便…
痔かなぁ…
出産の時に、痔は経験済み。
だけど、こんなかんじだったかな？
便器が真っ赤というよりは、便が赤黒い。
こんな時は、夫くんに相談。
夫くんは何でも良く知ってる消防士さん。
なんか最近、血便が出るんだよね。
出血の色は？
鮮やかだったら肛門付近かな。
赤黒いかんじ…
じゃあ内臓系かも…
病院で診てもらったほうがいいかもね。
やっぱり？
ってなことがありながらも、しばらく様子見。というか、ほったらかし…
職場での何気ない会話から
その日、職場で明らかに腰をかばって一日過ごしてる先生がいた。
子ども達が降園後…
先生、大丈夫？
腰が痛くて…
やっぱり…
一日辛そうだったもん。
そんな会話から、最近の体調について話は流れていき…
私も最近血便が出ててさ～。
お互い気をつけなきゃね！
えっ⁉ 大変っ!!
病院行って!!!!
いや～
今、顎関節症で病院行ってるから。
時間なくて…
血便の方が先!!!!
それからも度々、その先生は心配して声をかけてくれた。
急遽‼内視鏡検査
まずは触診
重い腰を上げて、やっと病院へ行くことにしたのは９月に入ってからのことだった。
夫くんが子ども達を見てくれてる間、一人で病院に行くことにした。
診察室に呼ばれて入ると、にこにこ笑顔の素敵なダンディな先生。
今日はどうされましたか？
7月ぐらいから血便が出てて…
出血はどんな感じですか？
便器が真っ赤になる感じ？
便自体に血が混ざってるような…
ちょっと診てみましょうか？
ベッドに横になってください。
触診が終わると…
ポリープみたいなものがありますね。
内視鏡で診てみましょう。
今日、今からですか⁈
はい。
浣腸して、それから診てみましょう。
はい…。
その名も「浣腸室」
処置室に移動すると、美人の看護師さんから浣腸についての説明。
その後、「浣腸室」という名の浣腸専用の部屋へ案内される。
浣腸専用の部屋なんて、贅沢だな～と思いながらも入ると、三畳ほどある部屋の中にはベッドとトイレがあった。
ベッドに横になり、北〇景子似の看護師さんから再び説明を受けながら浣腸してもらう。
3～10分待って、トイレ行ってくださいね。
そんなに？
もうトイレ行きたいんですけど！
ダメですか？
どうしても我慢できなかったら、いいですよ。
看護師さんが部屋から出ると、私は１～２分どうにか我慢して同じ室内にあるトイレに走った。
いよいよ内視鏡検査
出きってないのかも…と不安になりながらも、内視鏡検査の受付へ案内される。
受付で写真を見て、今の便の状態を確認されたあと、
お一人？付き添いの方は？
…一人です。
今日何度も尋ねられる。
「お一人ですか？」
周りはみんなご夫婦。
看護師さんが、待合で待つお連れさんに
「検査は終了しました。一時間ほど横になって休憩されてから出てこられますから。」
と順番に説明している。
帰りの運転が心配だったけど、休憩して帰れるなら大丈夫か…
そう思いながらも、ドキドキ待っていると、
受付番号を呼ばれた。
入り口で名前を確認されると、紙パンツに着替える。
検査室に入ると、ベッドに横になり内視鏡検査開始！
結構な違和感に、鼻から息を吸い口からゆっくり吐いた。
目に入るいろいろな器具をじっくり見て、気を紛らわす。
およそ30分で検査は終了。
検査後、看護師さんに、
休憩してから帰られますか？
みなさん一時間ぐらい休憩されてから帰られますよ。
と、優しく声をかけてもらったが、
一刻も早くトイレに向かいたかった私は、
動けます！トイレ行きたいです‼
と、すぐに退室した。
内視鏡検査後の診察
内視鏡検査後、再び診察室へ。
検査の画像を見ながら説明を受けることに。
直腸の辺りに腫瘍ができてますね。
腫瘍ですか？
(さっきまではポリープって言ってたのに…)
画像で見る腫瘍は思っていたより大きかった。
今日とった病変を調べてみないと、良性か悪性かはっきりしないけど、入院手術にはなるでしょうね。
なんとなく何かあるとは思ってたから、それほど驚かなかった。
どのぐらいの期間入院になるんですか？
検査の結果次第かな。
一週間後に検査結果が出るからその頃また来てください。
診察室を出るとき、看護師さんがそっと寄ってきて
次回結果聞きに来られるときは、付き添いがいた方がいいかも。
ですよね…
今日何回も確認されたしね。
