おすすめの絵本

〘 10月 〙0歳児から5歳児まで楽しめる。秋におすすめの読み聞かせ絵本。

秋はお楽しみがいっぱいです。

遠足、いもほり、運動会…、ハロウィンも忘れちゃいけません。

秋の夜長は、絵本タイムを楽しみましょう。

遠足

やさいのえんそく おおさわぎ/作:さくらともこ 絵:米山永一

今日は遠足。たまねぎえんの子どもたちは、リュックをしょってやってきました。

みんなバスにのったかな?

寝坊したごぼうくんはぼーっとしていたり、バスではなすくんがすーすー寝ていたり。

たくさん登場する野菜たちはどの子もしっかりとキャラクター設定があり、絵を見ているだけでも楽しめます。

遠足あるあるが随所で見られ、遠足に行ったことがない子でも、遠足のイメージがわきやすいのではないでしょうか。

韻を踏む文章構成で、リズミカルに楽しく読み進めることができる一冊です。

読み聞かせ対象:2歳から

ねずみのえんそく もぐらのえんそく/作・絵:藤本四郎

ねずみ園ともぐら園がいもほり遠足に出発します。

絵本の上と下とで、同時にお話は進みます。

ねずみの子が穴から落としたどんぐりで、もぐらの子が頭をぶつけたり、

もぐらの子がひぱった大根にのっていたねずみの子が、地震と勘違いしたり。

最後には同じおいもを地面の上と下とで、

「よいしょよいしょ、オーエスオーエス!」

さて、おいもはどちらの手に?

場面の所々でお話が繋がっていて、絵のすみずみまで遊び心あふれた一冊です。

読み聞かせ対象:2歳から

ぼくのえんそく/作:穂高順也 絵:長谷川義史

楽しみにしていた遠足当日、ぼくは風邪を引いてしまいます。

遠足に行けなくなった「ぼく」の行きたい「気持ち」が体から飛び出します。

遠足にもっていく水筒の中は、いつもお茶かお水。

ネコはいつもお留守番。

遠足に行きたいジュースやネコを連れて、遠足に出発!

さらに、遠足に行きたいのに嫌われ者の雨雲にも出会い、一緒に飛んでいきます。

ジュースの雨を降らして、ジュース色の虹がかかり、雨雲は白い雲になります。

最後にはみんなニッコリ笑顔になれる一冊です。

読み聞かせ対象:2歳から

おべんとう

おべんとうバス/作・絵:真珠まりこ

子どもたちの大好きなおべんとうのおかずたち。

ハンバーグくん、えびフライちゃん、たまごやきさん。

おにぎりさんたち。

みんな元気に「はーい」と返事をして、次々にバスへと乗っていきます。

野菜と果物も乗り込んだら出発です!

おかずさんの「はーい」に合わせて、小さな手をあげるお子さんもいるかもしれませんね。

明るくはっきりとした絵柄とリズミカルに繰り返される会話は、赤ちゃんの頃から楽しめる一冊です。

読み聞かせ対象:0歳から

おべんとどうぞ/文:真木文絵 絵:石倉ヒロユキ

♪ぼくは おいしい おべんとう

 なかみが たっぷり つまってる

 だれに たべて もらおかな?

おべんとくんが散歩していると、次々と森の動物たちが現れます。

「おべんと どうぞ すきなの どうぞ」

うさぎさん、しまりす兄弟、小鳥さんたち、

おべんとくんの中身はへっていきます。

そのとき、森の奥からどすんんどすんと足音が響いてきます。

くまさんだ!

残りのおかずはブロッコリーだけ。

おべんとくん 大丈夫?

おべんとうって、いつものおかずが小さな箱に詰められるだけで、特別に感じられますね。

そんなおべんとうを、みんなで分け合えば、もっと美味しく思えます。

仕掛け絵本で楽しく読み進める一冊です。

読み聞かせ対象:0歳から

おべんとうばこのうた/構成・絵:さいとうしのぶ

♪これくらいの おべんとうばこに おにぎりおにぎり ちょいとつめて…

誰もが知っている、あの「わらべうた」が絵本になりました。

絵を描いているのは、さいとうしのぶさん。

出てくるおかずたちにセリフはありませんが、キャラクターがしっかりと設定させており、おべんとうに入っていく様子を見ているだけで楽しくなってきます。

また、歌に合わせたおなじみのポーズをとっているのもかわいいですね。

目で見て、歌って、手遊びまでも、何通りも楽しめる一冊です。

読み聞かせ対象:0歳から

いもほり

さつまのおいも/文:中川ひろたか 絵:村上康成

おいもは土のなかでくらしています。

ごはんも食べるし歯もみがきます。

水泳をしたり、ジョギングをしたり、人間のように身体を鍛えるおいもたち。

夜はみんなで眠ります。

おいもの畑に子どもたちがやってきました。

綱引きです。

「うんしょ とこしょ  うんしょ とこしょ」

さあ、勝負の行方は?

親子で読んでも、みんなで読んでも、大ウケ間違いなしの一冊です。

読み聞かせ対象:1歳から

おいもをどうぞ!/作:柴野民三 絵:いもとようこ

くまさんの畑でおいもがどっさり取れました。

「ひとりで食べてはもったいない。おとなりさんにも分けてあげよう。」

くまさんはぶたさんへ、ぶたさんはたぬきさんへ、

たぬきさんはうさぎさんへ、うさぎさんはねこさんへ、

ねこさんはねずみさんへ、

もらったおいもの半分を分けてあげます。

そして最後のねずみさんは…

思いやりあふれる一冊です。

読み聞かせ対象:2歳から

ねずみのいもほり/作:山下明生 絵:いわむらかずお

今日はみんなでおいもほり大会。

お父さんの作ったスコップはとっても便利。

ぴょんぴょんとびも、そりすべりも、電車ごっこもできます。

いもほり大会では、お父さんもびっくりの大きなおいもを掘り当てます。

一等賞の大きなおいもは、お母さんのお土産に持って帰ろう。

でも、どうやって?

ここでもお父さんのスコップが大活躍です。

自然を感じ、遊びの知恵を学べる一冊です。

読み聞かせ対象:2歳から

運動会

紙芝居 あかしろうんどうかい/作・絵:とよたかずひこ

赤組、わにさん へびさん。

白組、きりんさん ぞうさん。

いちについて、よーいどん!

きりんさん ぞうさんがとびだします。

わにさん へびさんは ゆっくりにょろにょろ。

白組圧勝と思ったら…

人も動物も、誰にだって得意不得意があることに気づかされる一冊です。

読み聞かせ対象:2歳から

ハロウィン

かぼちゃのだいおう/作:あおいじゅんこ

「かぼちゃ かぼちゃ かぼちゃのだいおう

 かぶっているのは だあれ?」

かぶりものをしているのは誰かを当てていくお話です。

縦開きになっていて、いないいないばぁをするように読み進めていきます。

赤ちゃんが初めて出会うハロウィンの絵本にぴったり。

布のコラージュなどを使った、かわいくてあたたかい一冊です。

読み聞かせ対象:0歳から

プリンちゃんのハロウィン/文:なかがわちひろ 絵:たかおゆうこ

ここはお菓子の国。

今日はハロウィンです。

プリンちゃんは、友達のドーナツくんとマシュマロちゃんとお化けの仮装をします。

3人で近所を回っていたのに、あれれ?気が付くと4人になってる。

「おばけ 1ばんです! おばけ 2ばんです! おばけ 3ばんです!…」

人数点呼の場面では、

数を覚え始めのお子さんは一緒にかぞえてみてもいいですね。

短いお話で、ハロウィンの様子がとても分かりやすい一冊です。

読み聞かせ対象:1歳から